性別に違和感を感じる人たちの多くが経験していることの一つに、思春期(子供時代)の性の悩みがございます。
・女性なのに女性が好き
・女性なのに女性に対して性的興奮を感じてしまう
この2つに関しては性同一性障害かもしれないと考えている人が悩む内容として一番最初に上がることでもございます。
周りの子たちは男性に対して抱いているのに、私はそれを女性に対して抱いてしまい、不安を感じ、自分はどこかおかしいのではないかと悩んでしまうのです。
でも結論を言えば、特におかしいことではありません。
私の経験や実体験を含めて、お話をさせていただきます。
目次
多感な時期、思春期は悩むもの
世の中には様々な恋愛関係があり、それの一つです。
特におかしいことではないと思います。
ただ、多感な時期、思春期にそれを受け止める心があるかと言われたら中々難しいかもしれません。
側に同じような人がいると難なく乗り越えられる可能性も高いですが、中々そうもいかないのが現実です。
僕の場合も、思春期における身体の変化もあり、また周囲で性体験をした子が増えてきたことなど、自分的に思い出すとかなり辛い時期でした。
周りの女子の多くは恋愛の話で盛り上がっていて、「クラスの男の子の誰がカッコいい」とか話しているけど、自分自身はそれを話している「女の子」を好きと感じていました。
それに気が付いたときに周りとの違いから「これは大変なことだ!」思い、思春期であったので普通以上に悩んでしまいました。
ただでさえ多感な時期で、ちょっとした恋愛のことでも話すのが恥かしいと思うような時期に、女の子が好きなんてことを言えるはずもありませんでした。
身近な両親にすらこんなことを言えるわけもなく、ましてやクラスの友人に言えるわけもない。
言ってしまったら関係が崩れるのではないかとその当時は怖くなりました。
迷った私は自分に嘘をついてでも、無かったことにしようと思ったほどです。
家族も友人もたくさんいたが、多感な時期に自分を隠すような事をし続けていたことで、心はいつも孤独感に苛まれることになった記憶があります。
自分を隠さなくなったきっかけ
隠さなくなったというより、隠せなくなったというのが本当のところです。
20代前半の頃に初めての彼女が出来た時、今まで抑えてきた気持ちが止まらなくなりました。
「男として幸せにしたいと思った。」
一緒に歩いて恥ずかしくない彼氏になりたいと思った時に自分を隠せなくなりました。
そこから「仕事」「外見」「治療」を考えるようになり、実際に行動に移す様に。
行動をするにあたって、親にも黙っているのが限界にきて「カミングアウト」することとなったというのがきっかけです。
結局女性が女性を好きなのはおかしいの?
おかしくない、でも
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