自分の子供が性同一性障害かもしれない。
そう気付いた時に親ある自分がどうしていいかわからない。
本当にそうなのか聞くべきか、聞かずにそっとしておくべきか。
カミングアウトされたとしても理解をしてあげられるか自信がない。
私、鈴木優希の場合もそうで、親や姉を沢山心配させ、苦労をかけてきました。
でも、その親の心配とそして理解をしてもらえたことで、今は立派に生きることができています。
全て理解はできない、したくないという心を自分の子とはいってもいきなり変えることは難しいでしょう。
しかしながら、ご両親が真に願うのは「お子様が幸せ」に自分を責めず日々笑顔で幸せになることでしょう。
つまり、自分らしく幸せそうに人と付き合い、社会生活を送っているお子様を見たいはずです。
理解をすることは親御様にも感情的な苦痛が伴うかもしれません。
しかしながら、子どもがその事を苦にして死にたいとまで思い詰めてしまうこともあるということを、少なくとも頭で理解をして欲しいと思います。
感情は付きまとうものです。
自分を変えることはできても外部を変えることはできないと人生の中の出来事でお子様よりも両親のあなた方の方が良く理解をしているはずです。
お子様は確かにかけがえのない大切な家族でありますが、また、個別具体的なひとりの人格を持った「人」なのです。
他人ではありませんが、個人では変えられない外部環境のひとつです。
だから、こそ、今度はご両親もご自身の認識を柔らかく、否定をせず、向き合って頂けたらと思います。