セクシャルマイノリティ、LGBTと言われる人がテレビなどに出て活躍するようになり、世の中にかなり認められてきたように思います。
しかし、それはあくまで「芸能人」という枠で見た場合であり、距離感のある他人に対しては平気というものでしかありません。
実際に「友達が同性愛者」とわかると「抵抗がある」「気持ち悪い」と思う人も多くいるのは事実です。
私の知り合いの35歳の男性に聞いてみると
「ゲイの人は普通の場でもエロい雰囲気を出そうとするから苦手。男って友達同士で下ネタを言うのめちゃくちゃ楽しいんだけど、その内容が女性のことだからなんだよね。でもゲイの人ってそう言う場で男を対象とした下ネタを平気でぶっ込んでくるから正直気持ち悪いって思っちゃう。自分のことが性の対象って言われる感じは男女問わず気持ち悪いよね。あとすぐ触ってくるけど、普通に痴漢だよね。」
と言います。
同性愛者じゃない人からすると、同性愛者はやはり怖い、というか気持ち悪いようです。
でももちろん全ての人に対して気持ち悪いと思っているわけではありません。
気持ち悪いと思われる人にはある程度の行動パターンがあります。
目次
1.同性に対して誰でも恋愛・性的対象みたいな目で見る
よくない同性愛者の行動の一つとして、同性愛者なら誰でも恋愛対象になるということをオープンにしすぎていることにあります。
例えば男性同士で会った人に、カッコいいですね、いい体してますねというのをいやらしく言ってしまうとか。
それこそ、ストレートに付き合いたい、エッチしたいなんてことを言ってしまう人もいるから驚きです。
これを否定すると「恋愛は自由だ、セクシャルマイノリティへの否定だ」と言われることもあるのですが、ちょっと待ってください。
例えば異性同士だとしても会ってすぐに、良い体してますね、付き合いたい、エッチしたいなんていきなり言われたら普通に嫌なはずです。(人を褒める場では例外ですが)
異性同士でしたら嫌われてしまうことは同性でもやったら嫌われるし気持ち悪がられます。当然です。
2.同性ということを利用した距離感で接する
カミングアウト前でも後でも同性であるということを利用した距離感で近づく人は嫌われます。
手を繋ぐ、ハグをする、同室で泊まるとか、同性だからということを利用してこう言った行動をしてはいけません。
対象ではないただの友達と思わせておいて、異性である相手から性的な快楽を一方的に搾取しているのです。
これも異性同士で考えたらやはりあまり好かれる行動ではないはず。
特にカミングアウト前にこういった行動をしている人は、いざカミングアウトしたときに2倍嫌われる可能性はございます。
「前から距離が近かったのはそういうことだったのか・・・」と思われて気持ち悪がられるでしょう。
3.周りからの目を気にしない
優しい友人であれば、同性愛であっても気にしないと言ってくれる人は普通にいます。
だけども、気をつけて欲しいのは「その人は同性愛者であるという風に勘違いはされたくない」と思っていること。
同性愛を認めたからと言ってあなたの行動全てを認めたわけではありません。
普段の距離が近い、そういう趣向のお店に行く、そういった内容の話をする、自分が同性愛者であることを他者に言う、そういった行動は周りに要らぬ誤解を生ませ、あなたといることが嫌になります。
「同性愛者と一緒にいるからあの人も同性愛者なんだ」なんて思われるのは嫌なのです。
認めてくれたから仲間という訳ではありません。
自分がマイノリティーであってせっかく認めてもらえたのであれば、相手に合わせた配慮をしなければいけないのです。
要は同性愛であっても異性愛と同じような配慮はしろってこと
人に嫌がられることをしない、ハラスメントをしない、相手の気持ちを考える、それが恋愛の基本であるはずです。
恋愛において性別が関係ないと主張したいのであれば、それこそ性別で恋愛対象を選んではいけないはずなのです。
数いる人間の中からその一人の人に何かに惹かれ、好きになった人があなたが向き合う恋愛の対象であるべきです。
どうしてもカミングアウトというハードルがある分、同性愛者は恋愛の経験値が少なくなる傾向にあります。
だから、自分の気持ちを押し付けたくなる気持ちも分かりますが、マイノリティであるからこそ真剣な恋愛をするべきなのです。
同性愛であるということを友人に伝える場合は相手に配慮を
恋愛対象でなかったとしても”同性の友人に同性愛であると伝える=あなたのことも恋愛対象ですと言っているようなもの”と勘違いされる可能性を考えましょう。
普通の恋愛感の人からしたら、それを言われたら「自分のことをそういう目で見てるのか」と思うことがほとんどです。
なぜならいきなりカミングアウトする理由は向こうからしたらそれ以外思いつかないからです。
「なんで突然そんなこと言い出したの?それって自分に向けて言ってる??」となるのです。
でももしその友人に対して同性愛の感情を持っていないけど、なんらかしらの理由で同性愛であるということを伝えたいのであれば、その理由を伝えましょう。
- 他に好きな同性がいて友人だから相談に乗って欲しい
- 親友だからそういう対象ではないけど、隠しているのは嫌だから自分のことを知っておいて欲しい
- いつも異性の恋愛話されるけど、実は同性愛者だからよくわからないと思ってた
といったような感じです。理由は人それぞれ違うと思いますが。
普通の恋愛感(異性愛)でも誰にでも恋愛感情を抱く訳ではないのが一般的です。
だから、同性愛だけど誰にでも恋愛感情を抱く訳ではない、ということをちゃんと言っておきましょう。
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